65歳から、医療費は5.4倍になる

「まだ若いから大丈夫」は本当か?年齢階級別の一人当たり国民医療費データで、いつ備えるべきかを可視化。

年齢別 一人当たり医療費(2023年度)

0〜14歳 195.4千円 約20万円/年
医療費総額 27,688億円 構成比 5.8%
15〜44歳 148.3千円 約15万円/年
医療費総額 58,422億円 構成比 12.1%
45〜64歳 306.8千円 約31万円/年
医療費総額 105,998億円 構成比 22%
65歳以上 797.2千円 約80万円/年
医療費総額 288,806億円 構成比 60.1%

このデータが示す3つのファクト

1

65歳以上が医療費の6割を使っている

65歳以上の人口は全体の約29%だが、国民医療費の60.1%(288,806億円)を占める。高齢化が進めば総額はさらに膨張する。

2

45歳から医療費は急カーブで上昇する

15〜44歳は148.3千円。45〜64歳で306.8千円と倍増。ここが保険を見直す合理的なタイミング。

3

高額療養費制度は万能ではない

月の自己負担上限はあるが、差額ベッド代・食事代・先進医療・通院交通費は対象外。がんの通院治療が年単位で続くケースでは、累計の自己負担は大きくなる。

一人当たり医療費の推移(年齢別)

単位: 千円。1997年度〜2023年度。

年齢 199719981999200020012002200320042005200620072008200920102011201220132014201520162017201820192020202120222023
0〜14歳 93.397.9107.1112.4112.8113.4112.8113.1124.8120.9127.1130.0132.8143.6148.7149.9149.5153.0158.8159.8162.9164.1164.3140.1163.5181.7195.4
15〜44歳 94.593.991.596.496.3100.297.097.7101.095.299.8101.0103.3106.1109.6113.0114.4116.6120.1120.4122.7124.2126.0122.0133.3144.0148.3
45〜64歳 245.2241.9239.7240.4245.5242.2246.0245.9247.1251.9254.2254.1261.0268.2275.7276.9277.2278.3284.8279.8282.0280.8285.8277.0290.7296.8306.8
65歳以上 683.7695.2729.2660.8673.6645.9656.2664.9668.6659.8666.3673.4687.7702.7720.9717.2724.5724.4741.9727.3738.3738.7754.2733.7754.0775.9797.2

どの病気にいくらかかるのか?

医療費が高い疾病は循環器系(6.3兆円)とがん(5.2兆円)。疾病別の内訳を見て、必要な備えを判断しましょう。

疾病別 医療費ランキング

よくある質問

65歳以上の医療費はいくらですか?

2023年度の65歳以上の一人当たり国民医療費は797.2千円(約80万円)です。15〜44歳の148.3千円と比較すると5.4倍です。

医療費は何歳から増えますか?

45歳前後から急増します。45〜64歳の一人当たり医療費は306.8千円で、15〜44歳の約2倍です。40代での保険見直しが合理的なタイミングです。

高額療養費制度があれば医療保険は不要ですか?

高額療養費制度で月の自己負担上限はありますが、差額ベッド代・食事代・先進医療は対象外です。長期入院や通院が続く場合の収入減リスクも考慮すると、最低限の医療保険は合理的な選択です。

出典: 厚生労働省「国民医療費」(2023年度)e-Stat
分析: LivData独自集計。